バイオアパタイト®4つの特徴

国内の衛生管理された卵殻を原料とし、独自の特殊合成技術により、不純物のない安全な素材を創出。アパタイトは人の骨の主成分の物質であるため、万人に対して拒絶反応がでないもっとも安全性が高い素材といえます。
また、卵殻は1,000℃以上で焼成したものを原料としているため、卵アレルギーの心配もございません(※)。
※○アレルギー物質を含む食品に関する表示について 平成13年3月21日食企発第2号・食監発第46号 厚生労働省医薬局食品保健部企画課・監視安全課長連名通知 (P19、D-2より)

安全性の担保
自然由来の原料を使用し、最終組成物の物質のみで合成しています。(特許出願中)
また、人パッチテストでも「全ての」被験者から異常が出ず、安全性が高いと評価されました。
TOC濃度ゼロ
バインダーを使わずに、培養スキャフォルード原料アパタイト(β-TCP)の形成物を作成します。(特許第7244901号)

卵殻由来のバイオアパタイトは卵殻カルシウムとマグネシウムやナトリウムなどのミネラルを含み、鉱物由来アパタイトに比べ骨に近い構成を持つため、生体親和性に優れています。 バイオアパタイトは胃酸で炭酸ガスが出ず、胃酸の中和活性が低く、胃に対する刺激が少ない特徴があります。
またバイオアパタイトはカルシウムとリンを同時に補給するので骨の強化には最適で、骨の成長や強化への効果が期待できます。

アパタイトに含まれる微量なミネラル類

  バイオアパタイト 鉱物アパタイト
Mg 2133 2
Na 465 0
K 33 7
(ppm)

生体を模擬したin vitro生体活性評価法

ヒトの体液とほぼ等しい無機イオン濃度を有する疑似体液(SBF)中に試料を浸漬し、一定時間後の試料表面へのアパタイト生成量を測定した結果、卵殻由来バイオアパタイトは、鉱物由来アパタイトに比べ約4倍の生体活性が見られた。

生体活性比較

バイオアパタイトはタルク、ハイドロキシアパタイトよりも粒子が細かく、タルクの11倍の吸着力を持っています。

粒子

バイオアパタイトは 結晶構造による吸着とイオン交換性による吸着でさまざまな物質に対し、高い吸着性を発揮します。

結晶構造による吸着

バイオアパタイト®は化学式(Ca:Mg)10(PO4)6(OH)2で表され、六方晶系に属する結晶構造を持ちます。Ca2+イオンは2つの異なる位置に存在しています。

ハイドロキシアパタイト(HAP)の結晶模型

バイオアパタイトの表面吸着

a面(b面)とc面では表面に現れるイオンが異なるため、吸着される有機物質が異なり、脂質、細菌などの吸着だけでなく、色素や臭気などの吸着除去にも有効です。

細菌、タンパク質や脂質の吸着

バイオアパタイトは表面が複雑で、表面電位を帯びていることにより、細菌やウィルスを吸着することも確認されています。鉱物由来アパタイトと比べ、さらに吸着力に優れているというデータを得られています。

口内細菌吸着試験

色素の吸着

バイオアパタイトは歯の汚れの原因となる色素の吸着にも優れ、研磨することなく歯本来の白さをとりもどします。

吸着試験

イオン交換性による吸着

バイオアパタイト®【(Ca:Mg)10(PO4)6(OH)2】の各イオン(Ca2+、PO43-、OH-)は他のイオンと交換する特徴を持っています(=高い吸着性能)

重金属等有害物質の吸着

バイオアパタイトは1分子中に10個のカルシウムを持ち、そのカルシウムがイオン交換によリ様々な金属元素と置換し、吸着します。

重金属 吸着力
カドミウム 99.4%
95.6%

各種金属20ppm溶液100mlに0.2gの
バイオアパタイトを入れて5分攪拌

Ca10(PO4)6(OH)2
Cd2+
Pd2+
Hg2+
Al3+
CO42-
HSO4-
BO33-
CrO3-
F-
Cl-
I-
Br-

日本国内の卵の消費量は年間約2,500,000トン。そのうち約半数が国内卵加工製造食品メーカーで使用されています。
卵殻の重量は約10%なので、年間約125,000トンが廃棄物となっています。
我々はこれを有効活用し、究極のリサイクル原料として低コスト、高機能なバイオアパタイトを製造します。

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